【連載⑤】攻撃性の抑圧と偽りの独立心。関節リウマチを創る「過度な我慢強さ」の根源

水彩画風のイラスト。胸元に小さな炎が灯るガラス瓶を抱え、寂しげな表情を浮かべる女性の姿。「抑圧された怒りが痛みになる? 過度な我慢強さとリウマチの正体」という文字が入っています。

こんにちは。
人生を癒やすヒーラー、ラナヒこと遠藤朋子です。
ご訪問いただきましてありがとうございます。

連載「関節リウマチを創る意識」、おかげさまで第5回目の記事となりました。

前回の記事では、関節リウマチの根底にある「心の境界線」と「エンパスの気質」について解説しました。まだ読まれていない方は、ぜひこちらから先にご覧くださいね。↓

今回は、数ある自己免疫疾患の中でも「なぜ、特に関節リウマチという症状になって現れてしまうのか」、その決定的な要因について詳しく考察していきたいと思います。どうぞ最後までゆったりとお楽しみください。

出せない怒りが体を傷つける:自分に向かう「攻撃性」のエネルギー

第2回目の記事の中でもご紹介した、ドイツの心理学者デトレフゼンと医師ダールケの共著の中に、次のような興味深い記述があります。

リューマチ患者は攻撃性を運動レベルで抑制する。(中略)つまり、攻撃的なインパルスが体で実現しそうになると、むりやり抑えつけてしまうのだ。使われなかったエネルギーは関節部分の筋肉にたまって、炎症をおこし痛みとなる。

(出典T・デトレフゼン/R・ダールケ共著、シドラ房子訳『病気が教えてくれる、病気の治し方』 柏書房、2004年、p.244〜245

イライラや怒りを感じたとき、人は衝動的に「叩く・蹴る・怒鳴る」といった攻撃的な行動を取りたくなりますよね。それは、内側に湧き出た攻撃的なエネルギーを、体の外へと出す行為です。

しかし、とても優しく平和を愛する関節リウマチの人には、それができません。「怒ってはいけない」「暴力はよくない」「相手を傷つけたくない」「誰からも嫌われたくない」と強く思うあまり、その攻撃性をギュッと内側に抑え込んでしまうのです。

行き場を失った攻撃的なエネルギーは、外に出されないまま、私たちの体の中に溜まっていきます。関節リウマチの初期症状が「手足の指」から現れやすいのは、大切な命を守るために、心臓からできるだけ遠い場所からエネルギーを溜めようとする、体なりの懸命な防衛本能なのかもしれません。死なせずに、でも限界まで溜め込める場所として、太くて頑丈な「関節」が選ばれているようにも思えます。

相手を殴ったり蹴ったりすれば、当然相手が痛みを感じます。しかし、それほどの強いエネルギーを外に出さず、自分の中に閉じ込めてしまったら、自分が痛みを感じるのは当然のことではないでしょうか。

自分の免疫細胞が、自分の体の組織を誤って攻撃してしまう関節リウマチ。「自分で自分を攻撃している」という心の状態が、なんとも正確に、そのまま肉体の症状として現れているではありませんか。

もちろん、私は「怒りを感じたら相手に暴力を振るうべきだ」と言いたいわけではありません。私たちの体は、これほどまでに高い精度で「自分の意識状態」を表現してくれているという事実に驚嘆し、症状が伝えてくれているメッセージを真摯に受け止めるべきだと思うのです。

幼少期の「実質的な親の喪失」が創り出す、過度な我慢強さ

また、関節リウマチの患者さんを対象に行われた、医学および精神医学の研究論文の中に、次のような記述があります。

「これらの患者の生い立ちを調べたところ、際立った特徴として、幼い頃に片親または両親を実質的に失っていることが分かりました」(Shochetら, 1969 ※1 / 筆者訳)

※1:Shochet, B. R., et al. (1969). “A Medical-Psychiatric Study of Patients with Rheumatoid Arthritis.” Psychosomatics.(※なお、この研究論文はガボール・マテ著『身体が「ノー」と言うとき』でも重要な知見として紹介されています)

ここで注目したいのは、「実質的に失っている」という言葉です。これは、死別や離別といった目に見える別れだけではなく、一緒に暮らしていても親が「いないも同然」の環境だった、という意味です。

育児放棄(ネグレクト)はもちろん、長期の入院や仕事の忙しさで子どもにほとんど関わっていなかったり、たとえ関わっていたとしても、親自身が心に問題を抱えていて、子どもを深く傷つけるような言動を繰り返してしまったり。本来ならば子どもの心の拠り所となるべき親が、その勤めを十分に果たせず、子どもが安心して親を頼ることができない状態を指します。

子どもは、親を頼ることができないと分かると、「自分でなんとかするしかなくなる」のです。そうして必死で頑張らないと、その環境で生き残ることができないからです。

どんなにつらいことや大変なことが起きても、「これくらい大したことない」「私は大丈夫」と自分に言い聞かせ、痛みをわざと小さく捉えようとする。マテ氏はこの健気な心理を「偽りの独立心」と表現しています。

「私は強いんだから、どんなことでも一人でどうにかできる」そう思い込み、つらいはずなのに極限まで我慢を重ねてしまう。

あなたも、人よりも我慢強くはありませんか? 本当は弱くて、親に守ってもらって当たり前のはずの子ども時代にそうしてもらえなかったために、無理をして今も頑張り続けている人が、とても多いのではないでしょうか。

この「偽りの独立心」からくる過度な我慢強さもまた、関節リウマチを創り出す大きな要因の一つではないかと考えられるのです。

退行催眠で見えた赤ちゃんの私の決意――「お母さんを助けよう」

実は、私自身の生い立ちも、この研究データにピタリと当てはまります。

幼少期の私は、両親と姉、そして父方の祖母の5人暮らしでした。私の父は自分の趣味を最優先するタイプで、そもそも「子ども」という存在が苦手だったようです。休日も一人でどこかへ出掛けてしまい、父に遊んでもらった記憶や、どこかへ連れて行ってもらった記憶はほとんどありません。

そんな父を嫌っていたわけではありませんでしたが、当時の私は正直なところ「お父さんは、いなくてもいいな」と思っていました。まさに、実質的に「いないも同然」の父親だったのです。

それだけではありません。今から少し前、私は「子どもの頃の自分は、親とどんな関係だったのだろう」と気になり、自分自身に退行催眠をかけて過去の記憶を遡ってみたことがありました。催眠状態に入ると、普段は忘れてしまっている赤ちゃんの頃や、母親の胎内にいた頃の記憶すらも、潜在意識の奥底から鮮明に引き出すことができます。

その時見えたのは、母に抱かれている赤ちゃんの私の姿でした。そして驚くべきことに、赤ちゃんながら、私は当時の我が家の複雑な状況をしっかりと分析していたのです。

当時、祖母は気が強く、母に対して激しい嫁いびりをしていました。父は自分の妻よりも母親(祖母)の味方をし、子育てはすべて妻に任せっきり。そんなギスギスした家庭環境を見限っていたのか、3歳年上の姉の心はすでに家庭の外へと離れていました。

そんな様子を見ていた赤ちゃんの私は、「お母さんが一人で本当に大変そうだな。私が、お母さんを助けよう」と心に決めたのです。

母にこれ以上の迷惑や負担をかけないように、「いい子」でいることを誓いました。従順で、親や先生の言うことをよく聞く、いわゆる優等生としての生き方です。今振り返れば、「調和」を何よりも重んじるエンパスらしい健気な選択でした。この家庭をうまく成り立たせるための「バランス調整役」を、私は自ら買って出たのです。

しかし、私が成長していくにつれ、母は私を自分の思い通りに従わせるために、よく嘘をつくようになりました。素直な私はその言葉を100%信じてしまい、後になってそれが嘘だと知るたびに、深い悲しみと傷を負いました。嘘なんてつかなくても、従順な私はちゃんと母の言うことを聞いたでしょうに……。

さらに、私が心から大切にしているものを馬鹿にされたり、周囲の友人と比較されてけなされたりと、母の何気ない言動によって私の心の傷はどんどん増えていきました。

「お母さんを助けたい」という私の純粋な愛は度々裏切られ、私はいつしか「この人は私を理解してくれない。助けてもくれない。それどころか私を傷つける存在だ。これからは、私の大切なものは自分で守らなくてはならない」と思うようになりました。

父親だけでなく、信頼していた母親までも、実質的に失った状態で私は子ども時代を過ごしてきたのです。そして「どんなことも自分一人で乗り越えられる」と思い込み、つらいことがあっても「これくらい大したことない」と一人で耐えていくようになります。

実は「従順であること」も、リウマチ患者さんの特徴の一つであるとマテ氏は述べています。

あなたの痛みの奥にある、幼い日の我慢に気づくために

いかがでしょうか? あなたにも、どこか思い当たる節はありませんか?

今回は、関節リウマチを創り出す決定的な心理的要因として、「攻撃性(怒り)の抑制」と、「偽りの独立心による過度な我慢強さ」の2つを取り上げました。

ですが、リウマチを創り出す意識の状態はこれだけではありません。次回も引き続き、あなたの心と体を紐解く「もう一つの決定的な心理的要因」について、さらに深く考察していきたいと思います。


【ラナヒからあなたへのお願い】

もしこの記事を読んで「私にも当てはまる!」と感じたことや、今抱えているお悩みがあれば、ぜひ下の「ラナヒへのメッセージ」欄から教えてくださいね。あなたのお声が、今後の記事やセミナーの大切なヒントになります。

お一人ずつへの個別の返答は行っておりませんが、皆さまから届いた大切なお悩みは、今後のブログやセミナーの中で、個人が特定されない形でお答えしていきます。(あなたからのメッセージがそのままブログ上で公開されることはありませんのでご安心ください)


【ラナヒの講座・セッションについて大切なお知らせ】

大変お待たせいたしました!
お体に優しく安心安全な「関節リウマチ解放セミナー」が、大幅リニューアルを完了し、正式に募集をスタートいたしました。

皆さまの体調に合わせ、2つのコースへ生まれ変わりました。

  1. 「連続2日間集中セミナー(8月29日・30日開催・仙台)」
    (※初開催を記念して、限定6名様のみ【半額モニター価格】で受付!)
  2. 「個人セッションコース(全4回)」新設
    (※長時間の着席やつらい移動が不安な方のためのオーダーメイドコース)

新メニューの詳しい内容や、8月末セミナーのお申し込みは、特設ページをご覧ください。

▼関節リウマチ解放 特設ページはこちら

🎁 【まずは相談したい方へ:無料個別カウンセリング】

「私に合うのは?」と悩まれる方も、30分の無料個別カウンセリング(対面・オンライン)でお気軽にご相談いただけます。


【ブログの更新情報&プレゼント】

『関節リウマチ解放セミナー』の最新案内をメールレターでお届け中。
今ご登録で【ラナヒ特製・オリジナル誘導瞑想】をプレゼントします。

▼プレゼントを受け取ってメルマガに登録する▼

タイトルとURLをコピーしました