退行催眠療法個人セッション事例のご紹介です。
あるとき部屋でウトウトしていたら、宇宙人らしきグループが入ってきて、その中の一人から強烈な光を浴びせられたというクライアント様。光を浴びせたのは宇宙人としての自分だとわかったそうですが、その光が何だったのかはわからなかったそうです。
そこで、退行催眠療法でその時点に戻り、その宇宙人に光の意味を尋ねてみることにしました。
セッションから得られたメッセ―ジには、どの方にも共通するものがありましたので、クライアント様にご了承をいただき、セッション時のやりとりを公開させていただくことにしました。(プライバシーに配慮し、お名前をC様と表記させていただきます)
実際のやりとりを録音したものから書き起こして編集しています。長くはなりますが、セッションの様子もおわかりいただけるかと思いますので、ご興味のある方はぜひ最後までお付き合いくださいませ。
光の意味
(催眠誘導)
ラナヒ(以降、L):「それでは、あの宇宙人たちに会った日の、彼らがあなたに強い光を浴びせる直前に戻ってください。……あなたは今、どんな場面にいますか」
C様(以降、敬称略):「アパートの2階にいます」
L:「2階の……お部屋ですか」
C:「はい、お部屋です」
L:「あなたは今、何をしているところですか」
C:「ウトウトして横になっているところです」
L:「では、そのまま時間を進めてください。そして、見えてきたものを教えてください」
C:「小さな宇宙人が……窓から入ってきます」
L:「窓は開いているのですか、閉まっていますか」
C:「暖かい日なので、開いています」
L:「宇宙人は何人いますか」
C:「4人……とか…… 5人……とか、それぐらいです」
L:「宇宙人の様子を教えてください」
カウンセリング時、C様は宇宙人の姿ははっきり見えず、ぼんやりと人影のように見えたと仰っていました。
C:「こっちを見ています」
L:「……ということは、目が見えるんですか」
C:「感覚で見ています」
L:「窓から中に入ってきましたか? それとも窓のところにいるのですか」
C:「中に入ってきています」
L:「そして、どうなりましたか」
C:「思い出して……と言っているような感じがします」
L:「思い出して……」
C:「うん……」
L:「そう言われて、あなたはどうですか」
C:「ちょっと……はてなマーク(笑)」
L:「何を言っているんだろうっていう感じですか」
C:「うん……」
L:「そして、宇宙人はどうしました? ほかに何か……伝えようとしているとか……」
C:「時期が来たら……みたいな」
L:「時期が来たら……」
C:「うん……」
L:「何か思い出せる……のかな」
C:「うーん……」
L:「何かわかるのかな」
C:「ちょっと……わからないですね」
L:「うん。…‥そして、宇宙人は相変わらずこちらを見ているんですか?」
C:「周りが……宇宙になったような気がします」
L:「いいですね。どんな感じですか」
C:「制限がない……」
L:「うん、いいですよ。宇宙空間に移動したというよりは、何か制限がなくなったような感覚を感じると言うことですか」
C:「宇宙空間にいる感じですね」
L:「宇宙空間にいる感じなんですね。すると……星が見えるとか?」
C:「星があって……」
L:「どんな星が見えますか」
C:「(聞き取れない)……星のかけらみたいなものが……」
L:「地球から夜空を眺めているような感じと同じですか」
C:「うーん……ちょっと違う……宇宙の中にいるような……」
L:「星が小さく見えますか、大きく見えますか」
C:「最初は小さく見えたけど、今ちょっと大きく見えます」
L:「星はたくさん見えますか。1つですか」
C:「意識したらなくなりました」
L:「そうなんですね。では、今は何が見えていますか。どんな感じ、でもいいですよ」
C:「ちょっと……なんか……わからない……もうすぐとかもうじきとかいう感じです」
L:「今はまだ、宇宙空間にいる感じがしますか」
C:「なんかぼんやりした感じです」
L:「それでは、ちょっと先程の部屋に戻ってみましょうか」
C:「はい」
L:「お部屋に戻ってきて……4~5人の宇宙人たちがいる状態です。戻れましたか」
C:「はい」
L:「では、強い光が浴びせられた時に戻ってください。……今、どうですか。光を浴びているところですか」
C:「浴びているところです」
L:「どんな感じがしますか」
C:「明るい……」
L:「あなたに光を浴びせている1人の宇宙人は、誰だかわかりますか。その4~5人いる中から、この人が浴びせてるなというのはわかりますか」
C:「真ん中の人」
L:「その人と意識をつなげてみてください」
C:「はい」
L:「その人の感覚が感じられますか」
C:「なんか…優しい……あったかい感じ」
(C様の意識を、その宇宙人の中に誘導)
L:「意識が宇宙人のあなたの中に入ったと思います。……少し教えていただきたいことがあるのですがよろしいでしょうか」
C:「はい」
L:「あなたは、何のためにCさんに光を浴びせたのですか」
C:「……時期が来たら、目覚めさせるため」
L:「あなたは、Cさんと同じ魂を持つ存在ということでよろしいですか」
C:「……はい」
L:「時期が来たらというのは、どのような時期のことですか」
C:「時期……変化の時……地球の」
L:「地球の変化の時……それはいつ頃ですか」
C:「このパラレル*では2024年以降……」
*パラレル=並行現実。
簡単に補足します。オーバーソウル(魂の大元)は自らをいくつもの魂に分け、それぞれの魂が同時並行的に様々な人生を体験しています。そのいくつもの人生のうちの一つが、私たちが「現世」だととらえているものです。「前世」や「過去世」も実は分けられた魂が体験している並行現実です。オーバーソウルはそれぞれの人生がすべて「今」起こっていると感じられる領域にいます。退行催眠では、私たちの意識をその領域につなぐことができるので、私たちは戻りたいと思うどの人生も体験できるのです。(オーバーソウルや並行現実については、そのうち別記事にまとめたいと思います)
L:「どのような変化ですか」
C:「宇宙意識に戻る……」
L:「地球が宇宙意識に戻る、そのような変化ですか」
C:「本人もだし、地球も……」
L:「うん、なるほど。Cさん本人もだし、地球も、ですね。……目覚めるというのがその、宇宙意識に戻るということでしょうか」
C:「はい」
L:「あなたからCさんに何かメッセージがあればお願いします」
C:「今持っている重いものは全部外してください。イメージで」
L:「持っている重いものを?」
C:「出てきた重い感覚……そのような感覚が出てきたら、イメージでどんどん外してください」
L:「イメージで外すというのは、どのようにしたら良いのでしょうか」
C:「嫌な気持ちとか重いものが湧き上がってきたら、何か入れ物でも何でもいいからその中に入れて、外して……」
L:「入れ物に入れて……その入れ物を?」
C:「その入れ物を宇宙に放ってください。それがきれいなエネルギーに変わってあなたに戻ってきます」
L:「他にありますか」
C:「いろんな意味での……断捨離」
L:「いろんな意味でということは……単に物にとどまらず?」
C:「単に物にとどまらず……離れるとか……居心地の悪いものから離れるとか……」
L:「物だけではなくて人も、でしょうかね。場所でしょうかね」
C:「……人だったり、連絡先だったり」
L:「関わりたくない人の連絡先を断捨離するということなんですね」
C:「そう」
L:「他には何かありますか」
C:「チャレンジ」
L:「どんなチャレンジでしょうか」
C:「やりたいことをいろいろ試す。楽しいことをやってみる」
L:「具体的に何かありますか」
C:「それはこれから出てくるから……それをやってみる。……悪い状況を見ない」
L:「他に何かありますか」
C:「瞑想してみて……」
L:「瞑想するといいですか」
C:「うん」
L:「どんな役に立ちますか」
C:「つながりやすい」
L:「何と?」
C:「私と」
L:「ああ、今の(宇宙人の)あなたですね。すると、これからもあなたはCさんを助けていってくださるのですね。(沈黙)……違うのかな」
C:「助けるのではなくて、自分自身が持っている、自分の力で……ごめんなさいわからないです」
退行催眠において、意識を他の人生の自分の中に入れた時、現世の自分の意識ももちろんあります。ですから、他の人生の自分になりきって話すこともあれば、現世の自分が他の人生の自分の言葉を通訳するように話すこともあります。Cさんは後者のようです。恐らくは、Cさんが瞑想で宇宙人の自分とつながりを持つことで、宇宙意識に戻るのに役立つのだと思われます。
L:「うん、いいですよ。……もしも教えていただけるなら、あなたはどこの星の方ですか」
C:「ア……アがつくけどわかりません」
L:「ア……なんとか。何文字ぐらいでしょうね?」
C:「ちょっと……ちょっとわからないです」
L:「うん、大丈夫です。他にCさんへのメッセージはありますか」
C:「うん……なんか、瞑想瞑想って」
L:「はい。ありがとうございます」
宇宙人の自分の人生を探る
(意識をCさんに戻す)
L:「どうしましょう? その宇宙人のかたの人生を探求してみますか」
C:「ああ……はい」
(その宇宙人の人生へと誘導)
L:「今、どんな場面にいますか」
C:「平和な感じ」
L:「平和な感覚があるんですね。周りはどんな様子ですか」
C:「……明るい」
L:「何か色などは見えますか」
C:「みどり…みんな優しい」
L:「うん……周りに誰か人がいるんですか」
C:「います」
L:「たくさんいますか、少ないですか」
C:「少なくもなく多くもない」
L:「では、ちょっとあなた自身に意識を向けてください。足元はどんな感じですか。何か履いてますか、裸足ですか」
C:「うーん……ちょっとわからないです」
L:「いいですよ。足はあります?」
C:「うーん、ない……」
L:「ないかもしれない? うん、いいですよ。体はある感じですか」
C:「ちょっとわからない……」
宇宙では、人々が肉体を持たず、エネルギー体で存在している惑星もあります。波動の高い惑星に多いようです。
L:「いいですよ。では、ちょっと行きたい方向に進んでみて下さい。そして、見えてきたものや感じたことを教えてください」
C:「ユニコーン……ユニコーンが見えます」
L:「ユニコーンは一頭ですか、それとも何頭かいますか」
C:「今は一頭です」
L:「どんな感じのユニコーンですか」
C:「優しい感じ」
L:「大きさは」
C:「普通の馬の大きさです」
L:「ユニコーンは何をしているところですか」
C:「水辺にいます。水辺にいて、龍も見えます」
L:「龍はどんな形の龍ですか。ドラゴンとは違う……のかな」
C:「白い……千と千尋に出てきたみたいな」
L:「なるほど、わかりやすいですね。大きさはどうですか」
C:「結構大きい」
L:「龍は何をしていますか」
C:「なんか……休んでいる」
L:「水辺ということは……そこは……泉とか湖、川?」
C:「湖」
L:「大きいですか、小さいですか」
C:「小さい」
L:「小さい湖なんですね。その周りに何か見えますか 森の中、林、山、草原とか?」
C:「んー……ちょっとわからないです」
L:「うん、いいですよ。龍は一頭ですか」
C:「一頭です」
L:「ユニコーンと龍は離れていますか、それとも近くにいますか」
C:「近くに……」
L:「一緒にいる感じですか」
C:「今は一緒に」
L:「あなたはそこで何をしていますか」
C:「龍に乗ってみたいと思っている」
L:「あなたとその龍は、もともとのお知り合いですか。それとも初めて会った?」
C:「ちょっと知っている感じ」
L:「ユニコーンのほうはどうですか」
C:「ユニコーンもちょっと知っている感じ」
L:「それで、今どうなっていますか」
C:「場面が変わって……宇宙の中を龍に乗っています」
L:「場面が変わったんですね。宇宙の中、龍に乗っている?」
C:「あ……なくなった。感覚が変わった」
L:「どうなりました?」
C:「いろんなパラレルに分かれている感じで、いろんなパラレルを飛んで歩いている感じ」
L:「なるほど。どこか気になるパラレルがあったら行ってみませんか」
C:「んー…」
L:「特に気になるところはないですか」
C:「特に……ない……ですね」
L:「パラレル……いろんな人生が見えるんですか。その場所から?」
C:「人生というか、何か地球がいろんなパラレルに分岐していて、その中を渡り歩くように飛んでいる感じ。もしかしたら今そういう時期なのかも。自分たちが望む、最も良いパラレルに移動しましょう、みたいな感じ」
このときのイメージは、セッション後にC様が補足してくださいました。地球からたくさんの色の帯が虹のように出ていて、それが並行現実を表しているという感じだったそうです。
この日、最も見るべき場面
L:「それでは、Cさんのハイアーセルフにお願いします。今日、Cさんが最も見るべき場面に連れていってください」
(誘導)
L:「今、どんな場面にいますか」
C:「テレビみたいな……いろんな場面が映し出されている、何もなさそうな場所……画面にいろんなシーンが見えてる」
L:「テレビ画面みたいなのがたくさんあるということですか。モニターみたいなのが」
C:「あー、そうです」
L:「そのモニターに何か映っているんですか」
C:「地球のいろんな出来事みたいなのが映っている感じ」
L:「いいですよ。何でもわかることを教えてください」
C:「決めるのは自分自身……後は何もわかりません」
L:「うん、いいですよ。そこにいるとどんな感じがしますか」
C:「ちょっとわかりません……ただ見てる感じです」
L:「その場面は……変わらなそうですかね」
C:「あ、崩れました」
L:「崩れました? そしてどうなりました?」
C:「古い地球のいろんな場面が崩れていきました。最後にはなくなってしまいました」
L:「なくなって……今どうなりました?」
C:「囲まれて身動きが取れなかった状態だったのが、何もなくなって、なんか自由……自由になったなぁって感じ」
(魂が落ち着いて休める場所に誘導)
L:「今体験したことを振り返って、まとめてみたいのですが……(中略)テレビのモニターみたいなものがたくさんあって、地球の出来事が映っていて、古い地球の画面が崩れてなくなっていくようなイメージを見ましたね」
C:囲まれて身動きが取れないような感じの中で……様々な地球らしい……なんていうんだろ、争いとか戦争の映像とか…そういう場面をテレビ……テレビってネガティブなものが多いです、そういうものを見ていて、囲まれていて身動きが取れないイメージみたいなのが、ガラガラってなくなって、宇宙空間みたいなとこ…制限ないような自由な……」
L:「こうやって一連に見てきたもの、このようなものを見たのはどのような意味があると思いますか」
C:「地球が変わってきていて、自分が望むパラレルを選択して楽しく生きましょう…みたいな。暗い世の中ですけど、その古い地球の終わり……だから……そんな感じ」
L:「うん……そんな感じを受けましたね」
ハイア―セルフとの対話
L:「それでは、あなたのハイアーセルフにアクセスしましょう。(中略)あなたのハイア―セルフが、今からあなたの心の中に現れます」
(誘導)
L:「どんな姿で現れてくれましたか」
C:「明るいグリーンな……妖精みたいな感じ」
L:「妖精……というのは、何か形はありますか」
C:「アニメっぽい感じの、明るいペパーミントグリーンの……全身が」
L:「では、そのハイアーセルフから発せられているエネルギーを感じてみて下さい……どのようなエネルギーを感じますか」
C:「安心…です」
(ハイヤーセルフの意識へ誘導)
L:「Cさんのハイヤーセルフ、出てきて下さってありがとうございます。いくつか質問があるのですが、答えていただけますか」
C:「はい」
退行前のカウンセリングで、C様がハイア―セルフに聞いてみたいと仰っていたことをまず伺いました。
L:「ありがとうございます。では、あなたからCさんに一番伝えたいことを教えてください」
C:「あなたらしく生きてください」
L:「他にはありますか」
C:「道を間違えないように」
L:「道を間違えないように、気をつけたほうがいいことはありますか」
C:「ネガティブなことにフォーカスしない」
L:「他にありますか」
C:「家族との時間を大切に。……イメージトレーニングとか」
L:「はい。イメージトレーニング……」
C:「繰り返し……瞑想」
L:「瞑想をしたほうがいいんですね」
C:「うん……瞑想やイメージトレーニングから少しずつ答えが出てくる……それをたどっていけばいい」
L:「はい。それでは、あなたの立場から見て教えていただきたいのですが、(はい) 今日、Cさんが今まで見たような人生とかイメージというか、なぜCさんにこのようなイメージを見せたのですか」
C:「そのうちわかる」
L:「それでは、Cさん以外に、この地球に住む人たちに何かメッセージがあれば教えてください」
C:「メッセージというか、映像で……(いいですよ)暗い方に目を向けるのではなくて、明るい方へ……明るい情報とか、明るい楽しいこととか、明るい方向に自分を向けるみたいな感じです……暗い情報とかに振り回されない。重いほうとかそっちのほうに入ってくんじゃなくて、明るい方向を見るイメージです」
L:「他に何かありますか」
C:「笑顔で…過ごすことを心がける。重いものはイメージで外していく。嫌だなぁって思うものが出てきたらそれを外す時期だから……上に上がるために、重いものを外してください」
L:「そうすると、Cさんにとって必要なことは、他の人たちにとっても必要なことなんですね」
C:「そうですね」
L:「わかりました。ありがとうございます」
(解催眠、アフターフォロー)
終わりに
地球が今変化の時期にあることは間違いありません。テレビや新聞、ネットなどのニュースを見ていると、戦争や事件、事故、不況、災害などの暗いニュースが多く流れています。また、私たちは、周囲の人や自分に対しても、嫌なところばかりに注意が向きがちです。宇宙には、意識したものが現実になるという法則があるので、暗いニュースや嫌なものばかりに意識を向け続けていると、そのような現実が創り続けられ、もっと悲惨な状況になっていくでしょう。
しかし、平和や愛、豊かさ、安心などに意識を向ければ、そちらが現実となります。暗い未来と、明るい未来。オーバーソウルの領域からみれば、どちらも既に存在している並行現実です。私たちは、どちらに進むか選ぶことができます。何を意識するかによって、自分の望む並行現実へと進んでいけるのです。
C様のハイア―セルフも仰っていたとおり、より幸せな明るい未来へ進んでいくために、自分が持っている重いもの=ネガティブな感情・信念・思い込み・制限などはどんどん手放していきましょう。自分で手放すのが難しいと感じる方は、私もお手伝いできますので、どうぞセッションを受けにいらして下さいね。