共感力が高すぎて疲れやすい「エンパス」とは②             ~エンパス特有の生きづらさ~

「エンパス」についてのまとめ記事、第2弾です。
前回は、HSPとの違いや特徴について書きました。

様々なエネルギーと同調・吸収しやすいエンパスは、何らかの生きづらさを抱えていることが多いです。

あなたも子供の頃、「内向的だ」「おとなしすぎる」などと言われ、「もっと活発になれ」とか「そんなんじゃ世の中生きていけないぞ」などと言われたことはありませんか?

そして「おとなしいのはいけないことなんだ」「自分が悪いんだ」と思い込み、悲しんだり傷ついたり。周囲となじめないと思ったり、いじめにあった経験をもつエンパスも少なくありません。

今回は、そんなエンパス特有の生きづらさについて、いくつかシェアしますね。

エンパス特有の生きづらさ

体調が悪くなりやすい

前回の記事でも書いたとおり、人は自分の肉体の周りにエネルギー的な身体を持っていて、常に周囲と交流しています。現在の地球には、ネガティブな思考や感情を持っている人が多いので、人の多い所にはネガティブエネルギーが充満しています。

エネルギーを感じ取る力が強すぎるエンパスは、そんなネガティブなエネルギーの影響を強く受けてしまいます。例えれば、鎧や盾を身に着けずに戦場にいるような感じです。ですから、疲れやすかったりすぐに体調が悪くなったりするのです。

エンパスがかかりやすい病気には、次のようなものがあります。

  • 慢性疲労
  • 関節リウマチ、橋本病などの自己免疫疾患
  • 炎症性腸疾患
  • 慢性鬱
  • パニック発作
  • 社交不安症
  • 副腎疲労

ちなみに私も疲れやすいです。午前中外に出て活動すると、午後は横になって休みたくなります。自分がエンパスだと気付く前は、自分が疲れやすい理由を「運動してないから」「体力がないから」だと思っていました。

また、だいぶ良くなりましたが関節リウマチもあります。人のために自分を犠牲にしがちな人は、関節リウマチになりやすいです。もしかしたら、自分と他者のエネルギーの区別がつけづらいエンパスは、免疫も自分の細胞と他の細胞の区別がわからなくなって、自己免疫不全になりやすいのかもしれませんね。

さらに、よくお腹が痛くなります。胃カメラを飲んだりMRTを撮ったこともあるのですが、いずれも「きれいですね」で終了。病名はつきませんでした。胃カメラを飲んだあの苦しみは何だったのかと思います(笑)。どうやら私の場合、気を遣いすぎてお腹が痛くなるらしいです。過敏性腸症候群と診断されるエンパスも多いです。

依存しやすい

エンパスは、強すぎる感受性を他の特定の対象に向けることで麻痺させて、他からの刺激を感じないようにすることがあります。

無意識的な自己防衛手段だと思いますが、依存症になってしまうのはよくないですよね。

依存する対象は、

  • アルコール
  • 食べ物
  • 買い物
  • インターネット

などがあります。

お酒に弱いエンパスも多いのではないかと思います。薬同様、よく効くんですね。私はお酒を飲むと具合が悪くなるので、滅多に飲みません。

食べ物に依存すると摂食障害になることもあります。

人が対象になると、間違った相手に執着してしまうことがあります。思いやりの気持ちが深いエンパスは、相手の気持ちがこちらにないにも関わらず、「いつかは心を開いてくれる」「この人には私が必要なの」などと思い込み、報われない相手に尽くしてしまうことがあります。

いずれにせよ、エンパスは自分が「依存しやすい」ことを認識することが大切です。そして、上記のような対象に頼らずとも自分を守れる方法を身につけるといいでしょう。
(対処法は、また別の記事でまとめますね!)

損な役回りを演じてしまう

エンパスは、よく気が回ります全体が見渡せるというか、上から俯瞰して見られるんですね。ですから、どうすれば全体がうまくいくかがわかります。

エンパスがイベントの主催をしたら完璧です。どのように進行したらうまくいくか、どのような役割が必要かはもちろん、どういう問題が起こったらどう対処するかまでしっかり気を回して念入りに下準備をするので、大きな問題もなくスムーズに運営できます。ただ、それで気を遣いすぎてお腹が痛くなったりしますけどね。

エンパスは、自分の目の前の人だけでなく、その周りの人や、さらにその周りまで見ています。「こういう時、この人はこう動くだろう、あの人はこう動くだろう、それならば自分はこう動こう」などというように、全体がうまくいくようにフォローするような動きをします

そのため、自分が損するような役回りを演じてしまうことも多いです。パーティに客として参加したのに、ホストが大変そうだったのでつい手伝ってしまい全然楽しめなかったとか、つまらなそうにしている人を見かけて話しかけて、相手には喜ばれたが自分は気を遣って疲れてしまったとか。

エンパスは優しいので、自分が損をしても「周りの人が幸せならいいや~」と思ってしまうんですね。

他者主体になりやすい

エンパスは平和を好みます人と対立したくないですし、事を荒立てたくないと思っています。ですから、自分の意見は言わずに我慢したり、人に合わせようとしたりします。

また、エンパスは、他者を優先して自分のことは後回しにしてしまいがちです。
子育てをしていて、子供優先・家族優先になり、自分のやりたいことは後回し。そのうちに自分が本当にやりたいことがわからなくなって、人生の目的を見失ったり、自分の人生を生きていないような気持になったりすることもあります。


このように、辛いことも多いエンパスですが、悪いことばかりではありません。なぜなら、ネガティブエネルギーだけでなく、ポジティブエネルギーも吸収したり同調したりできるからです。

次回は、エンパスが自分を守るために簡単にできる対処法についてシェアします。



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