「食べることへの後ろめたさ」の正体|他人の不機嫌まで背負い込む心の癖を癒やした前世療法体験談

薄暗い静かなアジアの寺院の室内に置かれた、開かれた古い経典。前世療法による他人の不機嫌を背負う心の癖や、食べることへの後ろめたさの解消を表現したイメージ写真。

潜在意識から病気を治す催眠療法、モニターセッションの事例紹介です。

今回は、橋本病甲状腺機能低下による体重増加と意欲低下で、やる気の出ない毎日を送っていらっしゃるA様。鏡に映るご自分の激変した外見を大変つらく思い、心身の疲労感に襲われているとのこと。

退行前のカウンセリングで、橋本病そのもので悩んでいるというよりは、ご自分の外見の方が憂鬱でつらいとのことでしたので、A様と相談のうえ、今回は「太ってきた理由がわかる前世」を探求してみることにしました。それが、橋本病にもよい効果をもたらすのではないかと思われました。

甲状腺機能低下症では、基礎代謝が低いために肥満にはなりやすいそうです。しかし、A様はきちんとホルモン剤で治療をしていましたし、食事にも気を付けていて、むしろ人よりも食べないくらいだったそうです。

退行してみると、太ってきたのにはA様のこれまでの生き方が関係していることがわかりました。そもそも、病気になった原因もそこにあったようでした。

A様のご承諾をいただいて、セッション時のやりとりを録音したものを、読みやすさを考慮して編集して掲載いたします。長時間のセッションとなりましたので、途中私の方でまとめさせていただいた部分もありますが、いつも周囲のために自分を抑えて生きてきたという方には特に、参考となる内容になったのではないかと思われます。よろしければぜひ最後までお読みになってみてくださいね。

「私に食べる価値はあるの?」後ろめたさが残る前世の記憶

(過去世退行誘導)

ラナヒ(以下、L):そこは、どんな場面ですか。

A様(以下、敬称略):暗い…先が見えない、地下ではないと思うんだけど、窓もない、天井の低いアーチ型の柱だけが所々に見える何か…石造りの天井の低いアーチ型の柱だけが所々に見える、下も石で、ただっ広い建物のどこか…。

L:うん。では、ご自分の足元を見てみて下さい。足元は裸足でしょうか。それとも何か履いていますか。

A:裸足みたいですね。

L:では、もう少し意識を上に向けて、何を身に付けていますか。下半身は。

A:上から布を片方の肩に斜めにかけて、上から足首くらいまでの、ただの四角い布みたいな、袖もない、足を入れるところもない、暖かい国のお坊さんの服というか、そういう長い服です。

L:布の色は何色ですか。

A:柿みたいな色。

L:では、意識をもう少し上に向けて、髪型はどんな髪型をしていますか。

A:髪の毛はないです。剃りました。

L:あなたは男性ですか、女性ですか。


A:男性です。

L:年齢は何歳くらいですか。

A:32…ぐらいかな。

L:周りに誰かいますか。それとも一人ですか。

A:いないです。一人です。

L:一人で何をしていますか。

A:一人でそこにこもって勉学をしなければならないんですが、その勉強に身が入らなくて、暗いところで行ったり来たりして、これでいいのかなぁって、こんなことやってていいのかなあって、迷って、うろうろしてます、建物の中を。本当は、やらなければならないことがあるのに、それには身が入らない。


L:やらなければならないことというのは、勉学ですか。

A:多分。自分には難解な、いつも使っている言語ではない……経典、なのかな。縦に書いてある。あ、でも、横にも書いてある。経典ですね。読んで理解しなければならない。(中略)


それは、自分の心に正直に生きた男性の物語でした。場所は1600年代のアジア。彼は真理を知りたいと思い、僧になるための学院に入っていました。しかし、そこで学ぶうちに、自分が本当は詩を書きたいと思っていることに気づき、勉学に身が入らなくなってしまいました。

学院長からは、詩人になるのか僧になるのかどちらかに決めろと言われます。もう勉学には興味がないのですが、かといって、詩を売りたいとも思っていません。彼は自分で宇宙の真理を見つけて、それを詩に詠み、身近な人と分かち合いたいと思っていたのです。

彼の両親は、彼が立派な僧になって帰ってくるのを期待していました。彼は一度家に戻りましたが、彼の本心を聞いた父は怒って出て行けと言いました。母はただ泣くだけでした。結局彼は、あずまやのような場所で寝起きして、近所の人の手伝いをしながら、食べ物を分けてもらって生活するようになります。

父は失意のうちに亡くなり、母を一人にしてはおけないと思った彼は、母に頼んで家に置いてもらいます。彼は相変わらず、他の家の手伝いをして手間賃をもらって暮らしていましたが、全てのことに対して申し訳ない、後ろめたいと感じていました。両親や学長の期待に応えられなかったこと、母が作ってくれた食事を食べること、彼に食料を恵んでくれる人に対してや、自分が生きていることに対しても。その後母も亡くなり、やがて、彼自身も死の時を迎えました。


L:死を迎えるにあたって、あなたは今どのような場所にいますか。

A:多分これは自分の家です。父がなくなった場所と同じ場所だと思います。

L:周りに誰かいますか。

A:今はいません。でも朝に、何か食べ物を持ってきてくれた近所のおばさん、おばさんもとっても痩せて……でも、余った食べ物ではなくて、わざわざ私のために取り分けてくれた何かを運んできてくれた。

L:でも今は一人?

A:一人です、はい。

L:死を迎えるにあたり、どのようなことを考えていますか。

A:やっぱり、私の人生は、喜びとか嬉しさとか、自分で感じることも少なかったし、人に与えることも少なかった、そういう寂しい人生だったなぁと思います。

じゃあ、自分が幸せだったのかと言うと、人に喜びを与えられなかったとしても、私は自然を愛でることで、私だけの、他の人にはわからない、そして他の人に分けてあげることもできない喜びとか、幸せな瞬間というのは確かにあったので、無駄だったとは思いたくはないです。

ただ、いろんな人に申し訳なかったって思います。自分が他の人に与えるということを、ほとんどしてこなかったんだなーって思います。本当は、与えられた分ぐらいは、少なくとも与えなくてはならなかったんだと思います。でもそれはできなかった。そこに考えが及ばなかった。あと、誰かを深く愛することもなかったし、それもとっても心残りですが、もうどうすることもできない…。

L:もっとここで伝えておきたいことはありますか。

A:私は与える喜びを知らないまま人生を終えるけど、人に与えないということは、とても人間としてはもったいないこと。本当は私だって、お金はなかったけれども、お金を与える以上の何か、知識なり、知恵なり…例えば、詩を売らないまでも、吟じて、歌って、人を幸せな気持ちに一瞬でもできたかもしれないのに、それもやってこなかった。

ただ詩を自分の中に閉じ込めたり、土に書いたり……それはもう風に散るように、散り散りになって、詩の破片が私の頭の中だけにあるだけで、人様に何をして差し上げたでもなく、何を伝えたでもなく、役に立ったでもなく。そうすべき時間が絶対にあったのに、人様のために何かしてあげる、一時でも幸せな気持ちになってもらえるような種も、自分の中にあったのに、その種をまかないでしまったことは、とても心残りなので……

今回の人生は、何をやったらいけないのか、そのことを学ぶためだったのかもしれない。私がやったこと、その反対のことをすればもっと私は幸せになれたし、豊かな気持ちになれたし、もしかしたら生活も良くなったかもしれない。

父のことも怒らせたりするのではなく喜ばせたり、母のことも悲しませるんじゃなく喜んでもらって、お前を産んで良かったと思ってもらえて、そして私もそういう親を見て喜んだり。ものを食べる時も、申し訳なさではなく、感謝を持って、作ってくれた人、種をまいてくれた人、それを運んでくれた人、そういうものに本当は感謝をして口にしなくてはいけなかったのに。

自分が穀潰しだと、やることをやってないからこれを食べるのは申し訳ない、全てにおいて「申し訳ない」という後ろめたさばっかり持って暮らしていたから、そのことは自分に、それは間違いだぞと、今さら遅いけど言ってやりたかった。自分の持っているものをもっと出せと。

その、自分の持っているものを出せば、誰かも幸せになって、その幸せがめぐりめぐって自分のところに戻ってくるのに、自分から幸せの風を吹かせる、そういうことをしてこなかったから、自分にも幸せの風が吹いてこなかったんだ。

そういうふうにやっとわかったから、もうこの人生では叶わないけれども、次の人生がもしあれば、この今の自分の気持ちを覚えていたい。申し訳なさではなく感謝を、喜びやときめきを、自分の中だけに閉じ込めるのではなく、それを自分から出す。そして、その自分の心地よさ、喜びを他の人にも感じてもらえるかもしれない、そういう可能性を考えろと自分に言いたい。

今の人生で全部できなかったことだけど、ああ、なんて自分は愚かだったんだと思ってます。でも、もう自分はあまり時間がないので、喜びを分け与えたりっていうのはもうできない。この人生はできない。それがとっても心残りだったけども、自分の人生は、そういうやってはいけないことを気づく人生だったのかもしれないなぁって。ただ、父と母にはほんとに申し訳ない。こういう子供ですみませんと言うしかない。

(魂がゆっくり休める場所に誘導)

偽りのない人生だったが、もっと分かち合えばよかった

L:今体験した人生は、Aさんにとってどのような人生だったと言えると思いますか。

A:嘘がつけない人生。自分の気持ちに嘘をつけないし、自分の気持ちに蓋をして、外から見た、修行してお坊さんになってっていう、まぁ、いわゆる立派な生き方、親が喜ぶような生き方をできなかった人生ではあったけれども

自分の心に嘘をつかずに貫いたという点では、私はそれはなかなかできてこなかったので……空気を読むとか、親を悲しませないようにとか、そういうことばかり考えて生きてきたので、彼の生き方っていうのは、幸は薄かったし苦しみながら一生を終えたけれども、そんなに悪い人生とは、私はジャッジしたくはない。

悪い人生というのは、私の中ではやっぱり人を騙すとか、陥れるとか、人の不幸を願うとかいうこと。彼は自分の心に正直なだけで、結果的に人を裏切るようなことになっちゃったりとか、親を悲しませるってことになっただけで、彼自身は、邪心ていうか、意地悪な気持ちとか、陥れてやろうとかそういうのは一切持ってなかったので、そこは神の目から見たら、神は彼を褒めてくれると私は思います。

うん。自分の気持ちを偽らずに生きたっていうことにおいては、自分に誇っていいことかもしれないと思います。あと、最終的に彼が持っている何か、素質…ポエムを作るとかいうのをもうちょっと発展させればよかった。

あの頃だったら多分、詩を吟じて投げ銭をもらうとか、それは全然惨めなこととかではなくて、正当な報酬としてのお金をもらうそしてお金を払う人は、わぁ、こんな素敵な詩を聞かせてくれてありがとう、楽しかった、嬉しかった、幸せな気持ちになったっていうことで、払ってもらうっていう、ちゃんとした労働と報酬みたいな図式で成り立たせられればよかったのになぁ。そこはすごく残念だったなと思います。

そうすれば、親も悲しむこともないし、お寺のほうも、あの人は一時期ここで勉強したけれども、俗世に戻って詩人になったっていうことで、裏切られたという気持ちもないし、お坊さんじゃない違う形でみんなに幸せを分け与えて、知識を分け与えてるっていうふうに解釈してもらって、全てよかったのにな。

彼が詩を好きだったら、自然を愛でるっていうその才能を世に出せてれば、全然違う人生だったのにな。ものを食べる時も、申し訳ないとかじゃなくて、これは自分で詩を作って稼いだお金だと思えば堂々と食べられたし、親御さんも悲しむこともなかったし、暮らしも楽だったと思うし

時代的に貧しかったにせよ、少なくとも惨めな気持ちにはならなかったし、一体お前は何者だっていうお父さんの嘆きとか、そういうのはなかったんだろうになぁって。ちょっとのことだったんだけど、それはすごく残念だなと思いました。

L:うん…。彼ね、ものすごく後ろめたいっていうか、申し訳ないって気持ちを抱えたまま亡くなっておられるので、彼に対してAさんから何か伝えたいことがあれば、メッセージをあげませんか。

A:そうですね。ええと…

前世の自分を振り返り、魂に刻まれた「後ろめたさ」を癒やす

(彼を目の前にイメージして)

A:あなたがね、窓の外から下を見て、風が美しいとか、小鳥の声は綺麗だとか風が美しいとか、稲穂の波が美しいとか、他の人から見たらさもないもの、日常のただの風景……ありふれた鳥の声、風が吹くのは当たり前、稲穂が波を打ってそれがどうしたっていうことかもしれないけど、五感を使って愛でてた……あなた自身だけの幸せではあったけれど、それを味わえたっていうことを、よかった、幸せだったと思って欲しいです。

で、親を悲しませたっていうことで気に病んだとしても、いつの時代でも、どこの国でも、親が思う子供の理想と、子供の生き方が一致していることの方がおそらく少ないと思うから、あなたが親を傷つけたとか、あなただけが親を悲しませたとか、そういうふうには思わないほうがいいと私は思います。

あなたは、ちゃんといつも自分の気持ちに正直に、経典に興味があって学んでみたいということで学んで、途中でやめたけれども、それは経典に関して途中でやめたというだけで、経典よりもっとすごい真理があるかもしれないと思ったあなたは、その自分の考えを軸にして生きたっていうことには、誇りを持っていいんだと思います。

だから、お寺の皆さんを裏切ったとか……もし裏切ったと思っているとしても、彼らはあなたの生き方を否定はしなかったでしょ? 非難をしなかったでしょ? もしあなたのしたことが裏切りだったら、例えばあなたの親に対して、途中であなたが修行を辞めるんだったらお金を払えとかね、そういうことにも話が及んだかもしれないけれど、そういうことは言ってこないし、

あなたは、悲しませてしまった、裏切ってしまったって思っているよりは……多分親御さんもお寺の皆さんも、あなたのしでかしたことを、悪いことだとかいけないことだとか、人の道から外れているというふうには思っていないはずだから……あなたは自分のやってしまったことを、さも重い罪のように思い詰めてるみたいだけど、それは、やめていいんだなって私は思います。

あと、何か恵んでもらって食べたことに関して、後ろめたいとか申し訳ないとか、そういう気持ちを持ってたみたいだけど、あなたがもし嫌な人間だったら、その方だって、あなたに食べ物を分け与えるってことはしないはずなのね。

あなたがちゃんとものを運んであげたりとか、お手伝いをしてくれたから、ありがとうという気持ちで、労働と引き換えに分け与えてくれたわけだから、そこまで惨めに思ったり申し訳なく感じたり、悩みながら食べることはなかったんじゃないかなって。そういうことをあなたに言いたいです。

あと、お寺で、きちんと勉強しないくせにお粥を食べるのが申し訳ないって思ってたみたいだけど、あのお米とか野菜は、農家の方があなただけに恵んでくれたのではなく、神様に捧げものとして喜んで捧げたものだから、あなたはそれを食べたからといって、勉強しない自分を責めたり、それを食べている自分を責めたりっていうのは、あなたの勘違いというか拡大解釈だったんしゃないかなって。

最後にあなたが、自分て何だったんだろうって、お父さんに言われた言葉を反芻してたけど、「自分て何だったんだろう」というのは多分、嘆きの意味が入ってると思うんだけど、私から言わせてもらえれば、自分の考えを貫いた、自分の心に蓋をしないで自分の心に正直に生きた、そういう男がいた、人を傷つけたり、欺いたり騙したり、そういうことは一つもしないで、自分にも人にも正直に生きた男がいた、それでいいと思います。

私はあなたに「こういう正直者がいました」、そういう題名をつけさせてもらいたいと思います。めでたしめでたしではないかもしれないけど、あなたの最後に悟った、自分のいろいろな、詩的な才能とかを、人様と分かち合えばよかったという、そのもう一つの真実を獲得したことは、あなたの魂にとってとても大きな収穫だったので、魂の歴史の中で、身をもって体験した収穫としてずっと持ち続けて…上からになりますが…活かしていってはどうかなと思いました。…以上です。

L:それを聞いて、彼はなんと言ってますか。

A:あぁ、そういう見方もあるんですねって。私はそこまでは考えはありませんでしたって。

ただ、自分のしたことと、自分の周りの人の反応を見ると、自分はいけないことをしているんではないか、勤勉に働いて親を喜ばせるということとかもできていない自分を責めたり、そういうことばっかりだったけれども、自分の心に正直にとか、人を傷つけないとか、そういうことって大事だなって、やっとわかりました。

だから、自分の人生を振り返って、情けないとか、無駄な人生だったとか、そういう風に思う自分はもういません。あれはあれで1つの人生だった、そういう風に淡々と、嘆かずに、憂えずに考えられる自分がここにいます。

(彼を癒して見送る)

食べないのになぜ太るのか?潜在意識が教えてくれた前世との関わり

L:Aさんが「太ってきた理由がわかる前世」ということで見てきた人生でしたが、そのことと、今体験した人生は、どんな関わりがあると思いますか。

A:もしかして、彼が食べ物を口にするたびに感じていた、自分は労働してない、勉強してない、親孝行もしてない、志も半ばでぐずぐずに揺れている、だからこれを食べる資格は自分にはない、そういう思いが、いただいたものをエネルギーとして生かしきれないくせにため込んでおく?っていうのにつながっちゃってるのかなあ

お母さんが作ったものも、申し訳ない、自分は食べるに値する息子なのかっていう、そういう疑問や悲しさとかと一緒に食べてたから、自分の活力になって出ていくっていうパターンにはならないでしょうね、きっと。

悲しみとか後ろめたさとか申し訳なさとかいう感情と一緒に食べ物を取り入れちゃってるから、今も思う時あります。例えば、何もやりたくない日に、本も読まなければ、なんだろう……あ、そうだ。私、なんかね、知的なことをしないと……本読むとか、楽器練習するとか、そういうことをしないと、なんか、すごく後ろめたいんですよ。なんか、人間として。

食べてるだけじゃ、あんた動物と一緒じゃないと思うんですよ。本も読まないし、楽器もやらないっていう日に、ものを食べるときに、あんたさぁ、何やってんのって思います、今も。ああ、それ思います、なんか……あんたこれをさぁ、食べる価値あんのって。

あと、特にご飯だったらまだしも、ご飯じゃないもの、あられとか…私、固いプリン好きなんですよ、蒸したやつね。あれを自分で作ったりもするんですけど、固いプリンとか食べる時に、これを食べる価値あんたあるのって、どこかの自分が言ってます。

だから、彼の思考の延長で来てるのかなあって、今思いました。食べる価値ないんじゃないのって。何もしなかったんだからさって。でも考えてみれば、家族のためにご飯作ってるんですよね、私ね。

で、どっかその、動かなかった日とかね、食べるの後ろめたいです、なんか。これを食べたら太っちゃうっていうのちらっと思うんですけど、それよりもその後ろめたさみたいなのが。あー、今日掃除機もサボったし、レシートの整理もしなきゃないのにしたくないとか、ただつきさしてレシートがこんなになってたりして、そういうのを見ながら、思いながら、いただきますとは言うんだけど

食べるのすっごい遅いんです、私。そういう思考が混ざってるから。あ、そうだ、私ね、小学校中学校高校もそうなんですけど、クラスで1番遅いんですよ、食べるのが。喋ってるわけじゃないんです。喋って遅いんじゃなく、なんか遅いんですよね。考えてるからかもしれない。悩みながら食べているっていうか。今もすごく遅いですけれどね。食べることに集中していないのかも。頭脳労働ならまだしも、動かなかった日は、すごく後ろめたい。

ある時うちの主人が、私が……なんだかの時、お腹すいたって、5時とかご飯の前の時間に言ったら「そうだよね〜頭使うとさぁ、お腹空くよね」って言ったんですね。その時はっとしたんですよ。頭を使ってお腹空くっていうのは理論上はわかってましたけど、人から言われると「あ、そうなんだ、私お腹すいていいんだ」って。なんかその時頭すごい使ったんですよ。だから、お腹すいていいんだと思ったんですね、私。

そういうこともあったので、多分、その食べるっていうことに対してのそのシンプルな考えが私にはなくて、これ食べたら太るかもとか、これを食べる価値は私にはない、今日はサボってばっかりいたから、体も動かしてないとかいうとなんか、食べるのがやっぱりどっか後ろめたいんですよね、潜在意識で。あー、それだわ。



L:では、そのような気づきをどのようにいかしたら、あなたの人生は良くなっていくでしょうか。

A:食べるなら食べることに専念するっていうこと……あの、これを考えないでおこうっていうのは多分無理だと思うので、その、目の前の食べるものを、五感をフルに使って食べる。太るかなぁとか、歯に良くないのかなあとか、これ食べたらもしかしてお腹壊しちゃうかなとか、そういうことも含めていろいろごちゃごちゃ考えすぎるから、シンプルに食べることに専念するのがいいのかなぁ。それが1つかな。

L:あとは…

A:私は頑張ってもう62年生きてきてるんだから、これを食べたって自分にも誰にも文句は言わせないぞ、そういう気概みたいなのを持って食べないとダメなのかな。これホントは体に良くないんだって食べる時もありますよね。何かちょっとした、グミとかね。それも良くないのかもしれない。食べたらどうなるこうなるとか、余計なことを考えすぎなのかもしれないですね。もうこの何年かは、シンプルに食べることを喜べない自分がいるっていうか、シンプルにその……食べることに専念できてないんですね。ああ…なんかものすごく喉がかゆい。(咳)

L:お茶持ってきましょうか。


A:あ、すみません。(お茶を飲む)

咳も、体から何かを出したいという反応ですので、我慢する必要はありません。目を開けてお茶を飲んでも、目を閉じればまたすぐに催眠状態に戻ることができます。A様も、すぐに戻られました。

A:雑音が多分良くないと思う。雑音が一緒にお腹の中に入るから、良くないんじゃないのかな。雑念、雑音。雑音っていうのは要するに、自分の声ですよね。あんたさぁ、これ食べる価値あんのとか、今日動かなかったじゃないとか。野菜が足りないじゃないとか、これ食べたら太るんじゃないのとか、そういう雑音ですね。自分で自分に言う。

母のせいにするわけじゃないけど、母ってものすごく口うるさかったから。AからZまで、いちいち。野菜を食べなさいとか、親戚のなんとかちゃんは、玉ねぎに醤油かけて食べてんのにとか。そういう雑音がとにかく多いから、自分でも余計なこと考えるのかも。

屈託なく食べられないんですよ。屈託だらけで食べてるんですよ、思えば。屈託なく食べたいんですよね。屈託なく食べられれば良いのかもしれない。喜んで、これは体に良いもの、私をきれいにしてくれるものとかっていうふうにして取り入れればいいのかもしれないですね。

L:では、ちょっとハイアーセルフにも聞いてみましょうか。

A:はい。

ハイア―セルフからの助言「他人の不機嫌の責任まで背負うのはやめなさい」

(ハイアーセルフを呼び出す)

L:どんな姿で現れてくれましたか。

A:白髪の長い髪の男の人です。歳はいってるんだろうけど、でもなぜかその……年寄りを若く見える感じ?の人ですね。

L:では、そのハイアーセルフから発せられているエネルギーを感じてみてください。どのようなエネルギーを感じますか。

A:大きくて……包容力があって……心地よい温かさです。あの…冬の日差しみたいな。

(ハイアーセルフに、Aさんの口を借りて話していただく)

L:Aさんのハイアーセルフ、出てきてくださってありがとうございます。Aさんのためにいくつか教えていただきたいことがあるのですが、よろしいでしょうか。

A:はい。

(Aさんから事前に伺っていた質問をする)

L:Aさんは、太っていることに悩みがあるんですけれども、最も早く苦痛なく痩せられる方法というのはありますか。

A:要するにこの人は考えすぎなの。1つの出来事で、普通の人はまあ、5個10個考える。この人は、100個300個500個考えるのね、1個のことについて。

ご自分のことを「私」ではなく「この人」と表現しているところに注目してください。ハイアーセルフの意識で語っているので、客観的な表現になるのです。

A:だから疲れるし、余計なことにエネルギーを分散している。その分散しているエネルギーが良くないのね。だから本当は、質問の答えにはなっていないんだけど、太ろうが痩せようが、この人の本質は変わらないわけ。

この人が、自分以外のことばっかり考えて生きてきたから、こういう状況なのね。もっと、自分の快楽、自分の好きなこと、自分のやりたいこと、自分の欲しいもの、行きたいところ、会いたい人、欲しいものは買う、行きたいなら行く、そしてもし、会いたくないなら会わない、行きたくないとこは行かない、そういうふうに。

今、一個のことについて300個 500個考えているのを、まあ、やめって言っても難しいんでしょうが、あえて自分で切り捨てるっていう作業をしないとダメ。この人の特性なんだけれども、要するに、一言で言うと考えすぎなわけだから、思考と一緒で、要らない思考が多すぎる。

そんなこと考える必要ないでしょっていうところまで考えてるから、肉体もそうなの。要らないでしょというものも入れちゃってるから、思考でね、だから肉体がそうなっちゃうの。だから、いらない思考をまず切り捨てること。意識してでも。

あの人嫌なんだよなぁっていうことも、もう考えない。嫌な人のことは考えない。嫌なことは考えない。こうなったら困るなとか、そういうことも考えない。こうかもしれないし、ああなっちゃうかもしれない、そういうことも考えないようにする。

それはどうやったらできるかっていうと、自分の望みだけを考える。世の中には、光もあれば闇もある、でもこの人は闇のことまで考えちゃう。光のことだけ考えて、光だけ見てればいいんだけど、闇のことまで思っちゃうから。

例えば、私がこう言ったらあの人はこう思うんだろうなとか、そういう余計な思考が良くないの。闇のことまで考えなくていいの。光のことだけ考えてればいいの。

まぁ、500個考える人にそれを10個にしろっていうのは難しいんだろうけど、それを意識して、集中するものは何なのかっていう思考をまず変えないと、始まらないのかな。食生活うんぬんではなくて、思考なんだね、思考。頭で考えること。この人すごい頭使ってんだけど、何か(笑)無駄に使ってるんだよねー。無駄に消耗しているんだよね。

L:ではつまり、余計な思考が、肉体の余分な水分というか脂肪というか、それに表れているっていうことですか。

A:うん、そうとも言える。

L:では、その余分な思考をなくせば、当然肉体の方にもそれが現れて、余分な水分や脂肪も無くなっていくっていう…。


A:うん。この人は、他者との和を重んじたりその場の和を崩すまいと思うあまりに、実際のところ自分自身と調和してないの。ずっとそれなの。生まれてこの方。この人の癖なんだけど。周りと和したり波立てないとか、それはいいんだけど、それは周りの人に好都合なだけで、この人にとったら一利もないの。

その場を壊そうが、相手が嫌な気分になろうが、それは相手の責任なのね。この人の言動で誰かが不機嫌になった、気分を害した、それは、この人の言動じゃなくて、不機嫌になる人の責任なの。だけどこの人は、相手の不機嫌になったっていうことの責任もとっちゃってるの。それは、美徳でも何でもないの。

その場の和やかな雰囲気を壊さないために、この人自身が我慢してるっていうことは、心の中、腹の中は、ざわついてるのはこの人の中なのね。この人の中で、場が乱れちゃうの。外の世界を丸く収めようと思ってるんだけど、自分の中では全然、とげとげのものがぐるぐる渦巻いてるから。

だから言ってみると、この人は顔で笑って心で号泣したり、顔は平静を装っていて、心の中は煮えくり返っていたりするわけね。その結果、どうなるかというとこういうことなわけ。自分の体の中の調和が取れていないって。

この人自身は、自分がよく思われようとか、いい人でいたいからっていう動機ではないんだけど、ただその場の雰囲気を壊したくない、誰かを悲しませたくない、誰かを嫌な気分にしたくないっていうだけで、実際生じている事象っていうのは、この人の中では、悲しかったり、怒ってたり、嫌な気分になってたり。その場は丸く収まってるんだけど、この人の中の場はね、心の中腹ん中は、ものすごくざわついて不調和なわけ。

本来は周りで受けるべきダメージみたいなものを、この人一人で全部背負い込んでんの。特に家庭の中。学校だったら組織の中、会社でもそう、今の家庭でもそう。この人は、親がね、言い争いみたいなことをしている場面も嫌と言うほど見ているから、お腹の中にいる時から見てるから、もう人と人が争うだとか言い合いをするっていうのが、すごくすごく嫌なの。

だけど、その言い合いするのが嫌だからといって、ずっと我慢して、自分の言いたいこと、特に不平不満だとか、人に反抗したりだとか、言い返すとかってことをしてこなかったから、その結果がこの体なの。

本当はね、人を不快にしてでも、言いたいことは言ってよかったの。私は怒っています、私は悲しいんです、私はそうは思いません、その場を壊してもいいから、相手を不機嫌にしてもいいから、自分の言いたいことを言わなくちゃいけなかったの。それを言ってこなかったの。だからなの。

自分が全部損をかぶってるの。人の不平不満もかぶってるの。人の不機嫌も飲み込んじゃってるの。だけど消化しきれないわけ。だから、体の外へ出ていかなくて、それがこれなの、今の……。


A:だから本当はね、その、わがままっていうのは、世間的にはよろしくないことというふうに言われているけれども、度をすぎたわがままでなければ、その人の言いたいことを言わなくちゃいけないの。でもこの人は全然できてないの。言えてこなかったの、ずっと。だから、これなの。

この人はもっとわがままになっていいの。自分の気持ちを第一に考えなくちゃいけないの。だってさ、自分が自分の味方をしなかったら、誰が味方してくれるの? それがね、この人はわかってないの。

誰かが悲しまないように、誰かが不機嫌にならないように、私は引っ込んでおくわ、おとなしくしておくわ、黙っておくわっていうのが、この人のスタイルなの。それは悪いことではないけれども、この人には仇になっているの。よくないよ。この人の心と体に、良くないものをため込むっていう結果なのね。それで、今こうなわけ。

だから、もう意識してでもわがままになって、誰かに嫌われようが、疎まれようが迷惑がられようが、自分の言いたいことを言わなきゃダメなの。鬼にでもなる気持ちで言わないとダメなの。私はこれが嫌ですと。嫌でしたとか、これは嫌いですと。そうは思いませんと。私はやりたくありません、行きたくありません、そういうことを言ってよかったの。言わなくちゃダメだったの。それ全然やってこないから。

特に親に対してそうだよ。この人が、親を悲しませたくない、だから黙っている、そういうスタイルでずーっときたから、最後の最後まで。親はね、この人に対してね、深い意味での理解はなかったし、この人がなんでもないよっていう平気な顔をして、修羅場でもね、どうにか舵をとって、親が沈没しないようにやってきたんだっていうことも、お父さんもお母さんもわかってないの。全然わかってないの。

なんでかって言うと、この人が不平も不満も言わないから。自分が黙っておけば丸く収まる、自分がここで言いたいことを言ったら角が立つ、だから黙っている。そういうことをしてきたから、お父さんもお母さんも、この人のほんとの気持ちも、ほんとの心遣いも、思いやりもわかってないの。

この人はこの人で、丸くおさまってよかったわって、外から見たら、状況は丸く収まってるんだけど、この人の中は修羅場なわけ。全然丸く収まってないの。もう、腹は煮えくり返るし。もう、とげとげが渦巻いているような状態で、ずっと来てるから。うん、もうやめる時だね、そういうのはね。

A:もう、親も離れたんだし。旦那さんとか子供には、例えばお母さん急にわがままになったって言ったって、じゃあお母さんをやめてよとか、家から出てってとか絶対言わないから。

あと、もし友達が、この人が本当の自分になってね、言いたいことを言います、ズケズケものを言いますってなって、急に変わっちゃったわって離れていったとしても、それはそれでこの人のプラスだから。もし、何なのこの人変わっちゃってって思われたって、実害なんか全然ないんだから。

もしね、この人が心のままにね、あからさまに自分の心に正直に、言いたいこと言って、私は嫌ですとか、それは違うと思いますとか言ったとして、そういう62歳になったとして、それでも、この人が好きだとか、この人と付き合っていきたいっていう友達とかは、いくらでもこれから現れるから。

もう自分を変える時なの。今までの、周りを気にして、和を重んじて…っていうのはもう卒業しましょうっていう時なの。それに気づかないと、結局今までと同じ。すごく意地悪な言い方をすると、この人生も同じことを繰り返し、ずっと繰り返し繰り返しで、まぁ、死んじゃう時になって、あぁ、あの時あの不満言っときゃよかった、あの人のあそこが嫌だったとかね、そういう…不平不満が残るから。

この先不平不満を少なくするためにも、角を立ててでも、言わなくちゃいけないことは言ったほうがいいの。言いたいんだったら言いなさいってことなの。引っ込んでおくとか黙っておくっていうのは、もうやめなさいって時なの。やめるべき時ですよってことなの。それをこの人が実行すれば、何かいろんなこと、体のことだけじゃなくて、うまくいくんじゃないの〜って私は思うのね。

とにかく、良い子でいる必要はもうないの。あの人…何なのって言われるくらいでちょうどいいの、もう。この年なんだから。これが30ぐらいだったら、まぁしょうがないよね。和を重んじないといけない場面もすごく多いから。でもさぁ、もうそういう場面は卒業してるんだから、もう自分のペース、自分の言いたいことを、きっちりはっきり外に示していきなさいっていうときなのね。それを言いたい。

L:すると、Aさんが太ってきた理由というのは、まず、思考が余計だということ、それから、和を重んじるあまりに人の責任まで自分で取っちゃってるから、その分も体に溜まっている、さらに、言いたいことも言わないできたから、それも体に溜まってる。そういうものを出していけば、自然と体のほうもスリムになっていくし、他のこともうまくいくよ、ということですか。

A:そう。でも、多分順番としては、いろんなことがうまくこの人の周りで回り出して、人間関係とかいろんなことが回りだして、そのあとで何か体に出てくる。

L:なるほど。体はそのあとなんですね。


A:そうみたい。まず思考だから。まず心と頭。体がその次みたい。

L:まずは思考、周りがうまくいき始めてから、身体に現れる。

A:うん。

L:そうすると、すぐには体には現れないかもしれないけれど、そこはがっかりせずに、続けていったらいいですね。


A:うん、うん。さっきほんとに鬼っていう言葉も出したけれど、鬼と思われてもいいじゃないかって。あとね、この人の悪い癖があるんだけど、自分は小さき者です、たいした者ではございませんって、この人別に、装っているわけでも謙虚なわけでもなく、本当にそう思ってるのね。それがまず良くないの。

世の中に、何か、突風を吹かせてやるぐらいの勢いで、まぁ勢いとしてね、そのぐらいのエネルギーを持ってるんだよっていうのを、自覚したほうがいいの。謙虚っていうのと違うんだなぁ。小心者というのか、自分を低く見てしまう癖。うん、思考の癖があるので、それが良くないの。

遠慮しすぎるのも良くないの。だから、面白そうなのがあったら、ズカズカと、なになにって、ドア開けて、暖簾上げて覗くみたいな、そういう行動が必要なの。ちょっと気になるんですけどって行く、その行動が必要なの。面白そうだなぁって終わってちゃダメなの、もう。

とにかく、その行動……やりたいんだけどじゃなくて、やりたいからやってみるわ、とかね。あそこに行きたいから行くわ、とか。そういうふうに思って行動する、それがすごく大事。まぁ、何もしなければ何も波風立たない、それでやってきたんだろうけど、それはもう大間違いだったんだよって、大間違いなんだよって。

A:あのね…リベンジじゃないんだけど、今まで抑えつけられていた……抑えつけていたのは自分なんだけどね、その、抑えつけられている幻想を取っ払う時なんだね。なぜかね、自分に枠をはめて、こういう形だよと勝手に枠を作ってたみたいだけど、それをもう辞めちゃう、取り払う時なの。

別に、その枠を取り払ったからといって、家庭がひっくり返るとかね、そういう事は絶対にないから。むしろ、こんな面があったのっていう嬉しい驚きとかを与えてやるぐらいのつもりで、何かやったりとかどこか行ったりとか、何でもいいんだけど。

例えば、髪の色をガラッと変えちゃうとか、そういうちっちゃいことでいいんだけど、とにかく今までの自分を壊すぐらいの、鬼になるじゃないけど、自分の細胞を全部入れ替えちゃうぐらいの気持ちがあったほうがいいの。

この人、子供の時はすごい勢いがあったんだけど、それが閉じ込められちゃったんだよね。5歳、6歳まではね、とても勢いがあったの。でもね、あの親を選んだのはこの人自身だからね。その子供のときの勢いをもう一回、また火つけるとか、思い出せばいいんだよね。

もともとエネルギーはあるわけだから、ただそれがちょっと、火がね、酸素足りないと燃えないのと一緒で、酸素を与えてこなかったんだよね。だから、自分で自分に酸素を与えるみたいなことは、したほうがいいよね。

L:具体的に何か、Aさんがやってみたらいいものはありますか。


A:やっぱりねー、この人は音楽が好きだから、それを…別にプロになる必要はないんだけどね、それを続けるだけで全然違うから。続けて、深めて…とにかく音楽はやったほうがいい。続けたほうがいい。やめないほうがいい。

L:えーと、ピアノ…とか、歌?

A:今は、ほら、〇〇を習っているから、それはもう、〇〇は奥深いから(笑)、その奥の奥までは入れないと思うけど、でもその続けるっていうことは、他のものも引き上げる要素としてすごく大事だから。今は、グループレッスンの形だから、みんなに遅れないように頑張っているから、引き続きそれは絶対に続けたほうがいい。先生のエネルギーももらえるし、他の人のエネルギーも。

ほら、上手くなりたいとか、この曲が弾きたいっていうのは、なかなか1人ではその気持ちを保てないので、みんなが集まってそのうまくなりたいって思うエネルギーが、お互いのエネルギーを増幅させるから。何人かで教室で集まってやるっていうことは、すごく良いこと。一人でやるよりは、やっぱりグループとかみんなで何かをやるのはすごくいいことだから。音楽は、この人とは切り離せないから、絶対それはやったほうがいい。

L:Aさんは、心軽く毎日を楽しむにはどうしたらいいか知りたがっているんですが、まず、音楽を続けるということと、他にも何か具体的にありますか。

A:あと……前の話と同じなんだけど、やっぱり余計なこと考えすぎじゃない? 

L:なるほど。


A:うん。だから、その余計なことを考えすぎないっていうのは、何か没頭するものをもう一個、〇〇のほかに見つけるとか。何かやるっていうのもあるし、やらないことをやる。つまり、どっか川べりに行ってぼーっとするとか、そういうのが、この人には絶対必要なの。一人で山に行って、何もしないことをする。それがこの人にはすごく大事なの。

何でかって言うと、忙しい人生だったから、子供の時から。やりすぎなの、この人。本当はね、子供の時は遊ばなくちゃいけなかったのね、無邪気にね。でもね、あんまりこの人やれてないから、その分を取り返す感じで。年齢関係なくね。

子供ってぼーっとするべきなのね。一人で、ぼーっとする。傍から見たら何も考えてない、何もしてない、ただぼーっとしてるんだけど、それは実はぼーっとしてるんじゃなくて、心を遊ばせているのね。風に乗せたり、空に飛ばせたりして、そういうのが絶対必要なの。

屋外でそれをやったほうがいい。やらないと、萎縮しちゃうかな。家の中とか、屋根のあるビルの中ではない。やっぱり山だったり川だったり海だったり、そういう、空が見えてっていう所、風が吹いてきてっていう場所で、地面の上で何もしないことをする、それがとっても大事。多分、この人、それだけで楽しい人だから。

L:はい、ありがとうございます。あと、Aさんが聞きたいと言っていたことが二つあるんですけど、痩せたら楽しいとか、痩せられなければ楽しくないっていう考え方は、幻想でしょうか。


A:あー、うんうん、多分ね、その痩せる痩せないっていうのは結果でしかないんだけど、そのプロセスでね、楽しんでしまえばいいの。だから、痩せたら楽しかろうとか、痩せなかったら苦しかろうっていうのは、どっちも実は当てはまらない。

楽しんだ先に痩せるかもしれないし、思ったほどは痩せなかったかもしれない。でも、それは本当はどっちでもいいし、今から楽しむって決めてしまえばいいの、今日から楽しむって。痩せたいと思いながら歩むプロセスの中に、もう宝物をちりばめてしまえばいいの、自分でね。

だからある意味、痩せないと楽しくないとか、痩せたから楽しくなるっていうのは、まぁ幻想っちゃあ幻想なのかな。思い込みかもしれない。だから私が勧めるのは、痩せる痩せないとかじゃなくて、痩せるまでのプロセスも楽しくしてしまえっていう気概を持ちなさいっていうこと。

もちろんわかっていると思うんだけど、この人は、誰かから楽しみをもらうんじゃなくて、自家操業で、その楽しさを具現化するのを自分でやればいいの。痩せる痩せないはその先にあるけど、まずもう、今日から今から今晩から、楽しいことをする、好きなものを食べて好きなことをして、勝手なことを言って、それをこの人はやんなきゃダメなの。

だから、痩せた先に楽しさがあるのではなく、痩せつつある今ももう楽しくしてしまう。だから結果的に、痩せたらそれは楽しいんだろうけど、もう痩せる前から楽しんでしまう。それが大事。その方が、早道だと思う。

L:そうですね。ありがとうございます。あと、もう一つ。痩せるために具体的にこれはやって良くてこれはやってダメ、みたいなものを知りたいそうです。

A:やっちゃダメなのは我慢。いろんな我慢。例えば、○○が欲かったらそれを買っていいの。なんとなくつながっているんだけどなんとなく好きじゃない人とか、付き合いたくないと思っているんだったら、付き合いをやめればいいの。

食べ物ね、あんまり関係ないの、正直。結局この人は、来るものは拒まず、っていうところが今まであったけど、来るものは選ばないとダメなの。入り口で、誰でもいいですどうぞっていうのがこの人だったんだけど、それではダメなの。あなたは入ってこないでください、私の世界にあなたはふさわしくないって言わなきゃダメなの。だから、門前払いじゃないけど、そういうことも必要なの、この人。でも不得意なの。

やっちゃいけないっていうのは、何でもはいはいどうぞどうぞっていうのはダメ。やった方が良いのは、人を選ぶとか、行く場所も選ぶ。選べるんだったら選ぶ。わがままが通るんであったら通す。

なんでかって言うと、人って生涯でできるわがままの量とか決まってるんだけど、この人ほとんどわがままのあれを使ってないから。わがままのチケットがあるとしたら、この人はわがままやっていいチケットいっぱい持ってるの。だから、どんどんわがままをしたほうがいいの。

逆に、やってはいけないことは、人に合わせること。人の言いなりになることはダメ。それがきっと体にも影響が出てる…出てくると思う。結局、いらないものを排除するっていうのは、体でも心でも頭でも、要るもの、欲しいものはどんどん取り入れる、それが大事なのかな。頭とか知識ではなく、心のままにね。

感情のゴミ出しをすれば体も軽くなる!「良い子」を卒業して自分を生きる方法

L:はい、ありがとうございます。では最後に、あなたから、Aさんに何かメッセージがあれば、お願いします。

A:えっとね、外から見たあなたは、まぁそこそこ評価すると、頑張ってたし、親のことも送り出したし、まぁいいんだけど、自分の内面をものすごくおろそかにしてきてるよっていうことを言いたいのね。

内面がおろそかっていうのはどういうことかと言うと、自分の声を聞かない、または、聞こえているのに無視する。まぁ無視する気はないんだろうけど、その自分の声を聞いていながら、それは私のわがままかもしれないとか、利己主義かもしれないとか、あの人が悲しむかもしれないとか考えちゃうから、本当に自分の声を聞いたら、自分で自分の面倒を見てあげなくちゃいけないの。どうしたのって聞いて、小さい子に接するように。

家族とか友達がね、これこれこうしたいのって言ったら、一生懸命この人は叶えてあげようとするのに、自分の訴えとか要求は、なんかかんかこじつけてちゃんと聞いてあげないわけ。それがすごく良くないの。

傍から見たらね、この人はいい娘だったかもしれないけど、だめだよ、心の中は。だって、自分の声を尊重してないんだもの。自分で自分を尊重しないことって、すごくダメなの。良くないことなの。

なんでかって言うと、先々もずっと後悔しちゃうの。肉体を抜けたあとも、あぁあのときな、自分はこういう風に思ってたのに、こういう風にしてあげなかった、つまり自分の声を聞いてあげなかった自分を、悔やむの。でもその時じゃ遅いわけ。

だから、今、心の中に湧き上がってきたものがあるなら、ちゃんとその声を聞いて実現してあげて、自分を育てて自分の面倒を見なさいよっていうことを言いたいの。自分の面倒を見てこなかったんだから。全然。ほとんど。

本当はあの大学に行きたかった、本当は〇〇の会社に行きたかった、本当はあの人と結婚したかった、あの時結婚したかった……そういうことばっかなの。その時その時で自分の声を聞いたのに、無視したり、面倒を見てこなかったから。本当は泣きたい時も泣かない。なんでかって言うと、場がしらける、親が悲しむ。本当は泣かないとダメだったの。

だから、これからは本当に、人に嫌われても疎まれてもいいから、この人は、感情をむき出しにしないとダメなの。感情を丸裸にしないとダメなの。それやっとかないと、後でやっぱりなって、また悔やむわけ、この人生を。

そういうのってものすごく効率悪いのね。この人生の課題をやってしまったほうがいいの。終わらせないとすっきりしないんだよ、1番、気持ちが。宿題やったら晴れ晴れでしょう? やって晴れ晴れ遊べばいいわけでしょう? でもこの人さぁ、やってないよ、まだ。かなり残っているよ、宿題。自分に素直とか。

L:課題……自分に素直、ですか。

A:うん。

L:他にもありますか。

A:そうだな、自分を出す。自分を表す。気持ちを表現する。感情を出す。それをやらないと、この人は後悔するの。感情を出してこなかったから泣いたりができないんだよね。自分のことでは泣かないから。それは親とか旦那さんのせいでもあるんだけど、それでもやっぱりこの人は反抗…じゃないけど、逆らって場を白けさせても、旦那さんに嫌われても泣けばよかったの。


だからこれからは、もう感情を隠さないで出す、そういう方向でいったほうが絶対にいいの。結果的に、周りもこの人がありのままでいるっていうことに慣れてくるし、まぁ多少ちょっと波風とか立つかもしれないけれど、それは一時のことであって、この人がのびのび居てくれることが周りの人にも絶対いいことなの。だから、今まで抑えつけていた理性的な、そういうのはもうやめる時なの。それを言いたい。

L:今まであまり感情を出してこなかったのを、これから出そうって言っても、なかなかすぐに出せるようになるのは難しいかな、と思うんですが、そういう時はどうしたらいいですか。

A:私は怒ってるの、とかね、私は悲しいの、ってね、まず言葉にする。泣いたり激怒したりするんじゃなくて、それはまた次の段階にあってもいいんだけれど、今までこの人、悲しいとか怒ってるっていうことすらも言わないからね、黙ってるんだから、丸く収めるつもりで。でもそれは絶対やめて。

泣きわめく代わりに、私はとっても悲しいんだって言葉にして表す。私はとっても腹が立つんだとかね。まずそこから始めれば大丈夫。そのうち、本当に激怒するべき場面では怒ることもきっとできるだろうし、悲しんでいい場合は、本当に悲しいって涙が出てくるだろうし。そうすると結局、この人自身が中にためているものを出すわけだから、心も体も軽くなるの。

悲しみとか苦しみ・憎しみとかを外に出してしまえば、楽だよね。だってこの人、感情のゴミ出しをしてないってことよ。だからゴミが溜まってるの。みんなはさぁ、街を汚そうが部屋を汚そうが、ゴミを外に出してるのよ。でも、この人出さないから。出さないのが美徳だと思ってたんだけど、それは大間違いなのね。心にも体にも良くないから、とにかく言葉で出す、最初は。そのうち感情も出せるようになると思うから。うん、この人は、感情のゴミを出さないとだめだね。

L:そうですね。まず言葉にするんだったら、やりやすいですね、きっとね。

A:はい。

L:ありがとうございます。

(ハイア―セルフを戻して解催眠)

まとめ|肉体についた余分なものは、抑え込んできた「要らない思考」の現れ

「ハイア―セルフが早口でびっくりしました~」

解催眠後、A様はそのように仰っていました。確かに、ハイア―セルフの意識になると、それまでとは話し方や声の調子も変わりますので、ハイア―セルフが話しているのだとわかります。自分の意識ももちろんあるので、ハイア―セルフの言葉を聞くことができるのです。

太ってきた理由がわかり、これからどうすべきかもわかり、A様はすっきりして意欲も取り戻すことができたご様子でした。喉の病気は、言いたいことを言っていないことが原因である場合が多いので、A様が今後言いたいことをどんどん言うようになれば、病気もよい方向へ向かうのではないでしょうか。

A様、モニターへのご協力ありがとうございました。


A様のように、「周りの和を乱したくないから、私が黙っていればいい」と他人の不機嫌やストレスまでお腹の中に飲み込んでしまう優しい方。

その「感情のゴミ出し」ができないまま内側に溜まっていくと、ある人は体型や甲状腺の病気(橋本病)になり、またある人は「関節リウマチ」などの身体の激しい痛みや炎症となって現れます。

「意識状態がそのまま肉体の症状を創り出している」

もしあなたが、今までの生き方に限界を感じ、心も体も本来の軽やかさを取り戻したいと願うなら、それがあなたの課題を終わらせるタイミングかもしれません。

あなたも、自分で自分を一番に尊重し、わがままチケットを使い切る人生へシフトしてみませんか?



   

タイトルとURLをコピーしました